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被災地報告 その1

 今回被災地入りする目的は、物資とヴォランティアの行き渡り具合を見るためである。
 石巻に入る前に名取市に入る。津波に根こそぎさらわれたこの町には人の気配はほとんどない。




 一輪車の持ち主の安否が気になる。

残された一輪車

 人気の無い、悪臭の漂う荒廃地を一匹の豚が食べ物を求めてさまよっていた。最初は怖がったが、手なずけてビスケットをやると、むさぼり食べた。



 石巻のボランティアセンター(専修大学のキャンパス)には、全国から多くのヴォランティアが集まっていた。
 地元社会福祉協議会の職員がコーディネイターをされているが、かなりお疲れ。
「マスコミがボランティアが足りていると言いますが、それは違います」と言われた。
「欲しいのはコーディネイション能力のある人で、長期滞在できる人ですか」と聞くと、
「いや、まっさらの人でいいです。いや、その方が良いです。1ヶ月か2ヶ月いてもらえると助かります」

「休みが取りたいですよね?」と水を向けると、
「そうなんです。ご理解、ありがたいです」と、気を許してくれて本音を言っていただいた。

 地元自治体の職員に限らず、社会福祉協議会のスタッフも被災者だ。家のことを家族に全て任せて救援活動の核になる場合が多いだけに、休ませてあげないと燃え尽き症候群になってしまう。

石巻ボランティアセンター

 中には難癖をつけて、事務局スタッフをてこずらせる者もいる。無駄と分かっていながら、メモを取る社協の職員。こういう輩をヴォランティア公害というのだ。



 全国から多くのヴォランティアが駆けつけ、テント基地を作って活動をしている。

石巻ボランティアセンター


 指定避難所は、物資も豊富だが、それ以外の処は取り残されているとコーディネイターのひとりから聞き、石巻のボラセンから海岸沿いの湊地区へ。そして、こんな看板を見かけて車を寄せた。


 看板の主は佐々木光博さん。
 たった2分の差で津波から逃れて命拾いをされた方だ。従業員の一人が、家族を助けに行って波にのまれたと肩を落とされた。
 被災者でありながら、仕事場に食材が豊富にあったため地元の方達に炊き出しをしてこられた。

 佐々木さんの駐車場に停めさせて頂き、ご近所に下着、漬物、電池、ウエット・ティシュー、水、お菓子を配ると、「半分地獄だったけど、今日は天国だ」と皆さん大喜び。




 

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