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荒れるシリア

  シリア政府軍による民主化要求への弾圧が続いている。

 かつて何度もこの国を訪れた者にはつらいニューズを目にする日々だ。

 シリアは60年代までは政情が安定せず、クーデターなどで政権が変わっていたが、70年にハーフェズ・アサド氏が政権を握ってからは、大きな政変を経ずに来た。

 と言っても、その実態はバース党一党独裁の強権政治で、民衆は恐怖政治の前に沈黙を保ってきたというのが実情だ。

 2000年のハーフェズ氏の死去後に後を継いで大統領になった息子のバッシャール・アサド氏は、父親と違って軍人上がりではないこともあり、西側世界から大きな変化を期待されることもあったが、実際には取り巻きの言いなりになっているとの見方が庶民の間では一般的で、年と共に失望感が広がってきていた。

 報道規制は徹底を極め、西側の代表的な報道機関の支局を開設しない現状に、アサド政権の姿勢がうかがえる。

 民主化要求運動はこれまでにも実在したが、小さい芽の時に摘まれてきていた。今回ほど長期化したことは無く、軍部が相当手を焼いていることをうかがわせるが、政権打倒というところまで行くにはまだいくつもの障壁を越えなければならないだろう。

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