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エジプトの熱気球事故を考える

 エジプト南部のルクソールで熱気球事故が起きた。それも、パイロットがわれ先に飛び降りたから大惨事を招いたかのような伝えられ方をしている。ひとり、彼だけが完全な悪者扱いなのだ。

 私も操縦士が脱出したと聞いて最初は耳を疑ったが、彼が火だるまになって飛び降りたということに着目した。

 だとすれば、彼の行動は間違っていなかった可能性があるのではないか。もし火だるまの人が乗り続けていれば、ゴンドラや可燃性の備品、他の乗客に引火してしまうからだ。私も多少の心得があるので、その場の雰囲気はある程度は理解できる。

 いずれにしても、犯人探しよりも、先ずは出火原因の特定が必要だ。

  それと、ゴンドラは普通、4、5人が乗るもの。あんなに20人もが乗る籠に操縦士をサポートする人を付けてなかったのだろうか。だとすれば、運営会社に責任が重く問われる。

 もしサブが同乗していれば、火だるまになった操縦士が飛び降りても、消火活動及びガスボンベのバルブを閉めることが可能になったのではないか。

 マスコミ報道に乗せられて安易に犯人叩きをして溜飲を下げるのが一般的だが、それよりも事故や事件を調べ上げていかに教訓として活かすかを考えるのが、死者への弔いになるし、人類の英知と言えよう。

 福知山線事故の時も、最初は死亡した運転士ひとりに責任が被せられたが、「日勤教育(遅れたら大変だ)」という重圧が要因の一つとなっていたことが後になって判明した。

 マスコミにはくれぐれも冷静な報道姿勢を、そして読者や視聴者にはいつ何時自分達が当事者になるかも知れぬことを考え、伝えられる情報を見極める努力をしていただきたい。 

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