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安倍総理のTPP参加表明に異論

  安倍総理がTPP交渉に参加すると発表した。そして、NHKの「ニュースウオッチ9」に出演。決断に至るまでの経緯と背景、これからの目標を語っていた。だが、その言葉には、是非は別として、いつもの力強さはなく、目ヂカラも感じられなかった。言葉や表情の裏に自信や真実味が感じられないのだ。

 安倍総理は「ウソが言えない人」かもしれない。「交渉に参加する」と言うが、実は日本が実質的な交渉に参加して主張できる見込みがないことは、安倍氏が一番良く知っていること。

 まるで日本が即刻交渉の席に着くかのように報道されているが、そういうわけではない。ワシントンではまだ「日本をTPPに参加させるかどうか」を論議している状態だ。これから何ヶ月もかけて米議会の承認を得なければならない。今年中に最終合意するというのに、日本は早くて10月に仲間入りすると見られている。

 2011年11月のTPP参加9カ国の首脳会合の席でオバーマ大統領が発言しているように、大枠はもうその時点でかなり固まっていたのだ。最終合意直前に加わった日本が、「聖域なき関税撤廃が前提ではないはず」と言ったところで受け入れられるはずはない。

 TPPは、米国の対中戦略そのもの。そこに日本が加わるかどうかで成否が決まると米政府は見ているからこそ、猛烈な圧力をかけてきたのだ。

 先日、結党以来最大の危機に余裕を失った前原民主党元代表は、民主党が政権にある時に米側から「自動車の安全審査の撤廃」「かんぽ生命の学資保険の内容変更」などを強く要求されていた事を明らかにしたが、それを見ても分かるように、平等な取り決めとは程遠い内容なのだ。

 私たちは諦めることなく、この不平等などという生易しいものではなく、まるで植民地のように扱われかねない関係に対して反対の声を上げ続けねばならない。

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