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森は泣いている

 里山に住むようになって毎日が森林浴。空気のうまさに大満足だが、村人は「空気がまずくなった」と言う。

 高度経済成長期に、成長が早くて折からの建築ブームに対応でき、“金のなる木”になるからと、杉や檜の植林を国から奨励されて森を育成林(人工林や木の畑とも言われた)だらけにしたものの「絵に描いた餅」に終わった。

 それは、木の成長を待つ間に安価な輸入材が多く使われるようになり、「外材ブーム」が訪れた事が大きい。また、70年代前半から始まった円高もそれに加わり、価格競争で太刀打ちできなくなったからだ。売れなくなった育成林は、村人の高齢化もあって手入れもされずに放置されたままとなっている。

 育成林は、CO2をたっぷり吸う(特に、成長期)が、それには条件がつく。下草刈り、間伐等の手入れだ。それをしてこそ森の持つ空気清浄能力が発揮される。ところが、約1000万haに植林された森は成熟して収穫期を迎えたものの伐採されず、手入れもされていないからCO2もあまり吸収しなくなっている状態だ。

 遠くから見ると豊かな森も、裏事情はかなり複雑だ。森の中を歩くと驚くが、林道が縦横に張り巡らされている。かつて林業が盛んであった証だ。だが、その林道も多くが荒れ放題で先を塞がれている処も少なくない。

 これは、村や地方自治体のレヴェルの問題ではない。国が大胆な政策を打ち出し、林業を再興させなければ、やがて森は滅び、治水能力をも失い、国力を失っていくことは間違いない。

 まさに今、森は泣いている。

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岡崎の水源 額田の森 広葉樹林を増やしたいです!?

http://mori-gis.org/
第9回矢作川森の健康診断 参加者募集!
6月1日(土)に第9回矢作川森の健康診断 が開催されます。是非、ご参加ください!

開催日時:2013年6月1日(土)
     9:00 集合 (17:00 頃解散予定)
集合場所:岡崎市森の総合駅
     額田支所隣り 岡崎市樫山町字山ノ神10番地1
送迎バス:名鉄本宿駅からのバスも利用可(8:15 出発)
締め切り:2013年4月30日(火)
参加費:500 円
詳しくは【チラシ(PDF)】をごらんください
 => 詳細を見る/申し込む

  • 太田 修
  • 2013/03/18 6:37 PM
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