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私の視点 北朝鮮問題をどう考える

 北朝鮮の恫喝にマスコミは大騒ぎしていが、皆さんどう思われるだろう?恐いのは確かだ。北朝鮮の言う事なんかに耳を貸すな!そうなる気持ちも分からぬではない。

 確かに、金正恩第一総書記は得体が知れない独裁者との印象が強い。映像で見る彼の強圧的な言動に嫌悪感を持つ方も多いに違いない。かく言う私も同じだ。

 だが、ここはひとつ、冷静に考えてみようではないか。テレビや新聞報道に流されず、冷静な視聴者や読者として考えてみていただきたい。

 マスコミは金総書記の心理や意図を様々に分析しているが、本当にそれがマスコミのやる事だろうか?読めるはずもない金総書記の心理を、専門家と称する人を使って分析しているが、それに何の意味があるのか私には分からない。また、北朝鮮の恫喝の背景に危機的な経済状況があると相も変らぬ怠慢な見方をしているが、それはマスコミや日本政府の情報不足を露呈しているようにしか思えない。

 だから「北朝鮮政権は狂信的!戦争をも辞さぬ覚悟を!」と付和雷同していきり立つのではなく、北朝鮮も隣国のひとつ。何が彼(か)の国の政権をそうさせているのかを探るべきではないだろうか。

 本当はそれが報道の役目と私は考える。分かりもしない北朝鮮の真意を探る前に、決定的カードを持つ米中両国の取材網をもっと充実させておくべきだったのだ。そして両国の真意を探っておくべきであった。

 私が担当記者なら、あらゆる人脈を使って今日韓国入りするケリー米国務長官の鞄の中にあるカードの内容を探るだろう。

 ケリー氏の鞄の中には隠し玉が用意されているのではないかと私は見る。それがどのようなものなのか。私には知る由もないが、その中身を知りたいのだ。

 そして、ソウルの後で訪問する北京で、同氏が中国とどのような駆け引きを演じるのか大いに興味がある。

 北朝鮮問題は、「小さな国の狂った指導者がひとり芝居をする」という単純なものではない。この問題の裏では、米中、それにロシアが加わった大国による東アジアにおける覇権争いが演じられているのだ。

 過熱集中報道をすることによって、この問題を結果的に「北朝鮮」に閉じ込めて矮小化してしまったマスコミの責任は大きい。

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